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レインズとは?なぜ登録が必要なの?不動産業界の“見えない共有システム”を解説!

  • 執筆者の写真: 村松 R1ネクスト
    村松 R1ネクスト
  • 10月16日
  • 読了時間: 3分

はじめに:「レインズ」って聞いたことありますか?

不動産を売るときに「レインズに登録しますね」と言われたことはありませんか?でも、「レインズって何?」「登録するとどうなるの?」と思った方も多いはず。

実はこの「レインズ」、不動産会社同士が物件情報を共有するための国が認めたシステムなんです。この記事では、その仕組みと登録の意味をやさしく解説します。


レインズとは?正式名称は「指定流通機構」

Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)」の略

簡単に言うと不動産会社しか見られない業者専用サイト


レインズに登録するとどうなるの?

不動産会社がレインズに物件を登録すると、他のすべての不動産会社がその物件情報を見られるようになります。

つまり、

一社だけで売るより、全国の不動産会社があなたの物件を紹介できるようになる!

これが、早く・広く買主を見つけられる理由なんです。


登録は義務?いつ登録されるの?

実は、どんな契約を結んだかによって登録義務が変わります👇

契約の種類

登録義務

登録期限

一般媒介契約

任意(しなくてもOK)

なし

専任媒介契約

義務あり

契約日から7日以内

専属専任媒介契約

義務あり

契約日から5日以内

つまり、専任系の契約を結ぶと必ずレインズ登録が必要になります。これは「売主に不利にならないように」という法律上のルールなんです。

専属専任についての記事はこちら


なぜレインズ登録が大事なの?

① 売却のチャンスが広がる

レインズに載ると、全国の不動産会社があなたの物件を紹介できます。結果、より多くの買主の目に触れる=早く売れる可能性が上がります。

② 情報が透明になる

誰が見ても同じ情報が共有されるため、不動産会社による「情報の囲い込み」を防ぐ効果があります。

③ 売主も確認できる

専任系契約の場合、不動産会社はレインズ登録証明書(登録完了画面)を売主に渡す義務があります。つまり、「本当に登録されたのか?」を自分でもチェックできるんです。


レインズに登録しないとどうなる?

・他社に物件が共有されず、買主が見つかりにくくなる・一部の会社が物件を独占してしまう可能性がある・結果的に、売却が長引いたり価格交渉で不利になることも

つまり、登録されていないと機会損失になることもあるんです。

レインズは「売主と買主のマッチングをスムーズにするための仕組み」。見えないところであなたの物件が全国ネットワークに流通しているんです。


さいごに

レインズは「売主の味方」です。しっかり登録してもらうことで、あなたの物件がより多くの人の目に触れ、スムーズな売却につながります。

もし「本当に登録されているのか不安…」という場合は、遠慮せず担当の不動産会社に「登録証を見せてください」と聞いてOKです。誠実な会社なら、すぐに対応してくれます。



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